鴻巣市発注工事における週休2日制モデル工事の試行について(令和８年１月１日改正)

　建設業は、良質な社会資本の整備を通じて国民生活に貢献するという重要な役割を担っていますが、一方で他産業と比較して労働時間が長く、休日数が少ないことが課題となっています。労働者の健康確保やワーク・ライフ・バランスの改善、また将来の担い手を確保するためにも、休日数を増やし、より働き易い職場環境づくりを行っていくことが必要です。
　こうしたことから本市では、将来にわたる公共工事の品質確保及びその担い手の中長期的な確保・育成を図るため、令和6年1月以降に入札等を行う全ての土木工事及び営繕工事について、週休2日制モデル工事（以下「モデル工事」という。）を試行しているところですが、埼玉県土木工事標準積算基準書等が改正されたことに伴い、土木工事及び営繕工事のモデル工事試行要領の改正をしましたのでお知らせします。従前の試行要領と比較し、土木工事及び営繕工事の「原則として４週８休以上の現場閉所に取り組む方式」から、新たに「原則として全ての週の土曜日及び日曜日で現場閉所に取り組む方式」となることが主な改正点です。詳細な内容につきましては下部の各試行要領をご覧ください。

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1 対象工事

　モデル工事は、原則として全ての工事を対象とします。ただし、次に掲げる工事その他のモデル工事の実施が困難な工事については、モデル工事としない場合があります。
（1）緊急を要する工事(災害復旧工事（緊急随契を行うような工事)、応急工事等）
（2）対象期間が1週間未満の土木工事及び1か月未満の営繕工事

2 発注方式及び休日形態の概要

（1）「現場閉所型」は、対象期間において、「完全週休２日（土日）」、「月単位の週休２日」又は「通期の週休２日」のいずれかにより週休２日以上の現場閉所に取り組む方式です。契約成立後、受注者の意向を確認し、「完全週休２日（土日）」の取組を希望しない場合は、直近の契約変更において、請負代金の補正係数を「月単位の週休２日」として算出した額と当初の請負代金との差額を減額して変更契約を行うものとします。なお、現場閉所率の達成状況を確認後、「完全週休２日（土日）」に満たない場合は、請負代金額の補正係数を「月単位の週休2日」の補正係数に変更して算出した額と当初の請負代金額との差額が減額して変更契約を行うものとし、現場閉所率が「月単位の週休2日」に満たない場合は、「通期の週休２日」の達成状況に係わらず、補正係数を乗じないで算出した額に減額して変更契約を行うものとします。

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（2）「交代制」は、対象期間において、技術者、技能労働者及び現場代理人が交代しながら、「完全週休２日」、「月単位の週休２日」又は「通期の週休２日」のいずれかにより週休２日以上の休日取得に取り組む方式です。契約成立後、受注者の意向を確認し、「完全週休２日」の取組を希望しない場合は、直近の契約変更において、請負代金の補正係数を「月単位の週休２日」として算出した額と当初の請負代金との差額を減額して変更契約を行うものとします。なお、現場閉所率の達成状況を確認後、「完全週休２日」に満たない場合は、請負代金額の補正係数を「月単位の週休2日」の補正係数に変更して算出した額と当初の請負代金額との差額が減額して変更契約を行うものとし、現場閉所率が「月単位の週休2日」に満たない場合は、「通期の週休２日」の達成状況に係わらず、補正係数を乗じないで算出した額に減額して変更契約を行うものとします。

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3 その他

（1）モデル工事の試行について、「鴻巣市土木工事における週休2日制モデル工事試行要領」及び「鴻巣市営繕工事における週休2日制モデル工事試行要領」（以下「モデル工事試行要領」という。）により必要な事項を定めるものとします。
（2）当初の設計金額においては、モデル工事（現場閉所型）は完全週休２日（土日）としての経費が既に補正され、モデル工事（交代制）は完全週休２日としての経費が既に補正されています。
（3）施工に当たっては、モデル工事試行要領に定める書類を提出していただきます。​

【土木】「週休２日制モデル工事」試行要領 (080101) （PDF：205KB）

【営繕】「週休２日制モデル工事」試行要領 (080101) （PDF：435KB）

【様式第１号】現場閉所実績報告書(080101) （Excel：20KB）

【様式第２号】休日確保状況チェックリスト(080101) （Excel：19KB）

【様式第２号】休日確保状況チェックリスト(記入例) （Excel：21KB）

【様式第３号】休日確保実績報告書(080101) （Excel：21KB）

鴻巣市「週休２日制モデル工事」に関するＱ＆Ａ集(080101-00) （PDF：477KB）