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合併20周年の節目となる令和7年度の市政運営にあたり、3つの基本理念のもと、第6次総合振興計画後期基本計画に掲げる6つの政策と全28の施策に係る全ての事務事業を着実に推進し、誰もが幸せと生きがいを感じられるウェルビーイングなまちづくりに全力で取り組んでまいります。
市民の皆様におかれましては、引き続き、格別のご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
鴻巣市長 並木 正年
市民が安全で安心な生活を営むためには、激甚化・頻発化する自然災害や身近な犯罪等の生命・財産を脅かす危機に対応し、市民一人ひとりがいきいきと健やかで充実した生活を送ることができる環境とくらしを支える都市基盤が整備されていることが土台となります。
このため、『自助・共助・公助』の考えのもと、市民・自治会・市が連携して災害対応力の強化や、犯罪の未然防止に向けた取組を拡充するなど、市民の皆さんの安全を守り、安心なくらしを支える取組に注力します。
また、市民の皆さんそれぞれのライフステージに応じた健康づくりをはじめ、自分らしく生活できる環境づくりを支援するほか、地域の憩いの場の創出や誰もが移動しやすい交通環境の整備を通じて、都市機能の向上を図ることにより、『くらしやすさを実感できるまちづくり』を進めます。
国は「全てのこども・若者の幸せと未来を守る」との考えのもと、こどもまんなかのバージョンアップを掲げ、「こども未来戦略」の加速化プランを本格的に実施していく考えです。
本市でも、こどもまんなか社会の実現を目指し、その根幹となるこどもの権利とその保障について定める「鴻巣市こどもの権利条例」を施行しました。11月20日を「こうのす☆こどもの権利の日」と制定し、こどもの権利について、こども、保護者、地域住民等の理解を深めていきます。
また、こどもを安心して産み育て、次代を担うこどもたちが健やかに成長していくことができる環境づくりに取り組みます。
さらに、こどもたちの「生きる力」を育むための学びの支援と文化芸術の振興を併せて進めることにより、『こども・若者、子育てにやさしいまちづくり』を進めます。
2030年のあるべき姿を「人にも生きものにもやさしい コウノトリの里 こうのす」とし、「経済」「社会」「環境」の3つの分野からの事業展開によるSDGsの達成に取り組んでいます。
その成果を基盤として、さらなるステップアップを図るため、令和6年度に創出・拡大した連携の輪をより確かなものにするとともに、コウノトリをシンボルとした本市の取組を市内外に広く発信してまいります。
また、新たな事業活動に挑戦する事業者への支援や農業をはじめとする地域産業拠点施設の整備などを通じた産業振興のほか、市民や事業者の皆さんと連携してゼロカーボンシティの実現に向けた取組を推進します。
本市におけるSDGsの達成に向けた取組を、さらに拡大・深化させていくことにより、『SDGsの推進による持続可能なまちづくり』を進めます。