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令和7年5月8日(木曜日)、株式会社新富士空調を訪問しました。株式会社新富士空調は、ダクトを開発・製造する空調設備関連機器メーカーで、設備工事業におけるダクト工事業界で常にトップシェアを占めています。「きれいな空気」をより効率的に運ぶことを追求し、日々業務に取り組んでいます。同社で製造されたダクトは、高層ビルや空港、美術館、運動競技場など様々な施設に設置されています。
当日は、ダクトを製造している工場内を中心に見学させていただきました。以前は、手作業による製作が中心でしたが、少子高齢化による人手不足を見据え、自動化することで生産性の向上を目指しているとのことです。
ダクト業界は、国土交通省が定める公共工事標準仕様書に基づいて製品を作成するのが慣例で他社との差別化が難しいため、価格競争が激化していたそうです。また、標準仕様の製品は、大きくて重量もあり、運送効率の悪さや作業時の危険性が課題でした。そこで株式会社新富士空調は、従来品の半分の材料で、4分の1サイズかつ重量を2分の1に軽量化した「グリーンダクト」開発しました。市長は実際に標準仕様による製品とグリーンダクトを持ち上げ、その重さの違いに驚いていました。
同社で製造するダクトは、用途に合わせて十数の種類があります。社員の方が手作業で丁寧に仕上げる姿を拝見し、長年の経験と熟練の技を感じました。並木市長も角ダクトとノーベルダクトの組立に挑戦しました。
懇談では、会社の概要や製造の流れ、技術習得に向けた取組など、いろいろとお聞きしました。また、女性職員の皆さんから市長に対して「住みたい街鴻巣~私たちが考える一例です」と題して、生活環境や観光など、本市のまちづくりについて6項目にわたる提案をいただきました。
取材と撮影にご協力いただいた株式会社新富士空調の皆さん、お忙しいところご対応いただき、どうもありがとうございました。
株式会社新富士空調
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電話:048-541-1551
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