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人形のまち鴻巣 ひな人形 ~鴻巣びっくりひな祭り~
鴻巣びっくりひな祭りは、毎年2月中旬から3月上旬にかけて開催されるイベントで、市民ボランティアが主体となり、企画・運営をしています。平成17年から始まり、今回で20回を迎えます。
会場に訪れた皆さんを「びっくり」させているのが、メイン会場のエルミこうのすショッピングモールに飾られる31段のピラミッドひな壇。高さは約7メールで日本一の高さを誇ります。31段×4面に約1500体の色とりどりのひな人形が飾られた光景はあでやかです。
メイン会場のほかにも市内のさまざまな施設で趣向を凝らしたひな人形が飾られ、まち全体がひな祭りのお祝いムードであふれます。
イベントとともにピラミッドひな壇も成長
歴史あるひな人形のまちとして、市民全体でひな祭りを楽しんで、まちを明るく元気にしたい。また、未来の子どもたちに歴史を伝えていきたいとの思いで、数名のメンバーで活動を始めました。
ピラミッドひな壇は、市役所本庁舎1階の4本の柱のところに4面のひな壇を作ったら面白いのではとの発想で始まりましたが、当時約1300体のひな人形を集めるのが大変でした。家庭で飾られなくなったひな人形を募集して、県内全域にひな人形を受け取りに回りました。
最初は、ひな壇の高さは26段5.74mでしたが、第8回には31段7mとなり、日本一高いピラミッドひな壇として認定されました。イベントとともにピラミッドひな壇も成長しましたね(笑)。現在もメイン会場に飾るひな人形は、すべてその年に集まった人形を飾っています。寄付した方が自分のひな人形がどこに飾られているかを見つけて喜んでくれる姿を見ると、おひな様も嬉しいだろうなと思います。
今までいろんな人がボランティアとして携わってくれて、ここまで開催し続けられたことに感謝の気持ちでいっぱいです。私たちと一緒に鴻巣を盛り上げてくれる方、ボランティアへの参加をお待ちしています。
【プロフィール】
鴻巣びっくりひな祭り 副実行委員長
渡辺 明美さん
毎年、代表となるひな人形は勝願寺で祈祷を受け、メイン会場受付に飾られます