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こだわり抜いた大人気のトマト作り|他人と比べずにおいしいものを

ページID:0011063 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

「農家の店くりちゃん」では春先から夏前のシーズンになると、早い日は20分で完売してしまうという、地元で大人気のトマトを作っています。生産者の栗原さんに、トマトを作るきっかけや、地元のお客さんとのつながりなどを伺いました。

 

栗原淳也さんの写真

【プロフィール】

栗原淳也さん(44歳)
※2022年11月インタビュー時

 

味に自信のある3種類のトマト

真っ赤に色づいたミニトマトのアイコの写真
​真っ赤に色づいたミニトマトのアイコ

 

トマトを作るようになったきっかけを教えてください

ずっと米とキュウリを作っていた親が1989年に直売所を始めることになり、トマトも作り始めました。私は大学を出た後、農薬会社で働き、28歳のときにトマト栽培専門で親元に就農しました。それからは熊谷市のトマト農家の本を読んで、自分の作り方を模索してきました。

 

どんな種類のトマトを作っているのですか?

大玉トマトのサンロード、ミニトマトのフラガールとアイコです。

サンロードは酸味と甘みが強いトマトです。スーパーとはひと味違ったメリハリのある味が特徴で、昔懐かしいトマト本来の味と香りを楽しめます。

ミニトマトのフラガールは時期にもよりますが糖度約13度にもなる甘いフルーツトマトです。アイコもミニトマトですが、フラガールと違ってゼリーの部分が少なく果肉を楽しむタイプ。甘味と酸味のバランスがよく、生はもちろん加熱して食べるのもおすすめです。

 

他人と比べないこと

産毛の生えたトマトの茎の写真
​水分を極力与えないように栽培するため、空気中の水分を吸収しようと茎から産毛が

 

仕事で大切にしていることは何ですか?

2つあります。1つ目は、他人と比較しないことですね。自分にできることをしっかりとやるだけです。土も違いますし、作り方も農家によって違います。どれがいい、悪いということではないので、自分のやり方を見つけたらそれを続けていくことが大切かなと思います。

トマトを触る栗原さんの写真
​「やれることをやったら、あとはおいしいトマトができるのを待つだけだよ」と話す栗原さん

 

2つ目は、当たり前かもしれませんが、おいしいものを作ることですね。自分がおいしいと思うものを作ってお客様に買ってもらう。そのためにしっかりとやることをやっています。ミニトマトのフラガールはスーパーの一般的なミニトマトのほぼ2倍の価格なのですが、大切に育てていますし、とてもおいしいため売れ行きもいいです。

 

みずみずしいトマトの画像
​みずみずしいトマトで真っ赤に染まる直売所。
大玉のサンロードは一箱1400円~、フルーツトマトは一袋400円~

 

思い出に残っていることはありますか?

フラガールの栽培ですね。「このトマトおもしろいから作ってみたら?」と種苗をやっている先輩から苗木をもらい、ハウスの端っこに植えたのですが、植えたことを忘れちゃって(笑)。先輩から「あれ、どうだった?」って聞かれて思い出し、食べてみたらとてもおいしかったです。

これはいけると思い、まずは常連さんに食べてもらったら、反応がものすごくよかったので販売を開始しました。価格は手間もかかるので大玉と同じでパック380円。高いですが、食べてもらえれば納得してくれるはずとその値段でスタートしました。

ビニールハウスの中の写真
​最盛期は春先から。秋から冬にかけても数は少ないものの収穫が

 

地元の方のおかげで人気商品に

最初は「食べれば分かるからとりあえず買ってみてよ」とお客様によく言いましたね。半信半疑で買ってくださると、直売所から車に戻って食べてみたらおいしくて、直売所にまた戻ってきて追加で買ってくれました。このときはうれしかったですね。

旬の時期になると直売所には行列ができて、早いとオープンして20分で完売することもあります。みなさん抱えるほど買って、知り合いにも配ってくれます。時々、配りすぎてしまい、自分の分がなくなった!と買いに戻って来てくれたりします。うちのトマトはこのように、地元の方のおかげで広がりました。

 

今まで応援してくれた人たちを大切に

大きくなる前の大玉トマト、サンロードの写真
​大きくなる前の大玉トマト、サンロード

 

これから地域とどのように関わっていきたいですか?

地域の人を大切にしていきたいです。うちのトマトがおいしいって応援してくれます。とてもありがたいことに、時々お客様に、「雑誌とかテレビの取材を受けないで」と言われます。なので、インターネットでの販売もしないし、広告も打ちません。地元で応援してくれる人たちがたくさん買える、それをいつまでも続けていきたいですね。

 

約8年前に建てたビニールハウスの写真
​約8年前に建てたビニールハウス。当時、埼玉で一番の大きさだったそう

 

農家の店くりちゃん(のうかのみせくりちゃん)

農家の店くりちゃん(のうかのみせくりちゃん)の写真

 
住所 埼玉県鴻巣市北根1347
交通 JR高崎線鴻巣駅東口から車で20分
連絡先 048-569-0282
時間 10時~17時30分(9~3月ごろは13時~)
定休日 無休(7月26日~9月25日は夏季休業)
駐車場 6台
URL https://kounosu-portal.jp/shop/00000358907/<外部リンク>

農家の店くりちゃんのトマトが買えるスポットはこちら

下記の場所でも栗原さんのトマトを購入することができます。春先から夏にかけての期間限定で、人気が高く、夕方には売り切れてしまうこともあるためご注意ください。

 

こうのすマルシェ

こうのすマルシェの写真

鴻巣駅前のエルミこうのすに入っているショップです。農家の店くりちゃんのトマトのほかに、78コーヒーのコーヒー豆など鴻巣の特産品がそろっています。

 
住所 埼玉県鴻巣市本町1-1-2 エルミこうのすショッピングモール1F
交通 JR高崎線鴻巣駅東口から徒歩1分
連絡先 048-543-7331
時間 10~21時
定休日 無休
駐車場 700台(鴻巣駅東口第1駐車場)
URL https://www.elumikonosu.com/floorguide/shop.html?sp_id=202<外部リンク>

 

花と音楽の館 かわさと 花久の里(はなとおんがくのやかた かわさと かきゅうのさと)

花と音楽の館 かわさと 花久の里の外観写真
花と音楽の館 かわさと 花久の里の内観写真

バラを中心とした庭と、コンサートを開催するサロンなどで市民に癒しのひとときを提供する複合施設です。農家の店くりちゃんのトマトは施設内の「地場産センター」で購入できます。

 
住所 埼玉県鴻巣市関新田343
交通 JR高崎線鴻巣駅東口から車で15分
連絡先 048-569-3811
時間 9~17時(地場産センターは~15時)
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)
駐車場 120台
URL https://www.kakyunosato.or.jp/<外部リンク>

※掲載の内容は2022年12月取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、おでかけの際は事前にご確認ください。
※料金はすべて取材時点の税込料金です。