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コウノトリと暮らすまち|もっとみんなに知ってほしい!

ページID:0011060 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

鴻巣という市名の由来となったといわれるコウノトリ。2022年にオープンしたコウノトリ野生復帰センター「天空の里(てんくうのさと)」では、2羽のコウノトリ「空(そら)」と「花(はな)」を飼育するほか、コウノトリ伝説を伝える「鴻神社」など、コウノトリは鴻巣市を語るうえで、なくてはならない存在となっています。本記事では、コウノトリにゆかりのある方や施設を紹介し、コウノトリと鴻巣市の関係を探っていきます。

 

渡辺千恵子さんの写真

【プロフィール】
78コーヒー 渡辺千恵子さん(52歳)
※2022年11月インタビュー時

 

コウノトリがいることを知ってほしくて

店内の写真
​ベトナムのフレンチコロニアルスタイルを参考にしたという店内

 

店のことを教えてください

2010年に「78コーヒー」をオープンしました。昔からコーヒー豆店を経営するのが夢で、コーヒーの焙煎店で働いており、自宅を建てるときに一部屋を店用に空けました。

みなさんが買いやすいようになるべく値段を安く設定して、オリジナルブレンドのコーヒー豆を販売しています。定番の78ブレンドや季節限定商品のほかに、こうのとりブレンドなどがあります。

 

こうのとりブレンドのパッケージの写真
​こうのとりブレンドのパッケージ

 

カフェイン抜きの豆の写真
​こうのとりブレンドにはカフェイン抜きの豆もある

 

こうのとりブレンドについて教えてください

2022年1月にコウノトリ野生復帰センター「天空の里」がオープンしたのですが、コウノトリが鴻巣にいるってあまり知られていなくて。もっと知ってほしくてブレンドを作ることにしました。

ブレンドを作るにあたってコウノトリとコーヒーのつながりなどをものすごく調べたのですが…、なかなか見つかりませんでした(笑)。豆の産地と鴻巣市に何かつながりがないかとか、いろいろ調べたのですが見つかりませんでしたね。

そこからは、おいしいブレンドを作ることに専念しました。酸味と苦味のバランスが取れたブレンドです。知り合いに描いてもらったイラストがかわいいので、よく手に取ってもらえますね。

 

人とのつながりで鴻巣を盛り上げたい

焙煎機の写真
​人生で初めて触れた焙煎機を今も使っている

 

イベントに参加することもありますか?

国営武蔵丘陵森林公園で開催するイベントに出店しています。毎年春と秋に出るのですが、「鴻巣から出店しているんですね」と声をかけられることがあります。そんなときは自分の店のことだけでなく、鴻巣にあるほかのお店だったり、公園だったり、季節によっては鴻巣自慢の花がきれいなスポットなどを紹介しています。免許センターがあるだけじゃないんですよって(笑)。

最近は目的のお店を訪れるだけではなくて、周遊する人が多いように思います。

 

鴻巣の魅力って何があると思いますか?

人とのつながりが強いことだと思います。先日、イチジクを買ったのですが、その話を鴻巣在住の知人にしたら「え?イチジクって買うものなの?もらうものじゃない?」と言われたことがありました。イチジクも柿も、この辺りでは買うものではなくてご近所からもらうことが多いんです。柿を受け取りながら「元気だった?」って話になる、そんな人と人の距離が近いのが魅力だと思います。

また、ツーリングが趣味なのですが、荒川を渡ってすぐの吉見町や少し先にある越生(おごせ)町など、1時間以内で自然豊かな場所にアクセスできることも鴻巣の魅力だと思います。

 

焼き上がった豆の写真
​焼き上がった豆から立ち上る香ばしい匂いが店内を包む

 

今後どのように地域と関わっていきたいと思いますか?

地域の方ともっと鴻巣を盛り上げていきたいです。鴻巣には地産地消にこだわっている方も多くて、店の豆を置いていただける場所が増えてきています。そういう地域の方と一緒に鴻巣を盛り上げていけたらいいなと思いますね。

 

78コーヒーの豆は、エルミこうのすの「こうのすマルシェ」でも販売しています。鴻巣駅前で買えるという便利さもあって、東京に行くときの手土産にしたという人もいるそうです。

 

78コーヒー(ななはちこーひー)

78コーヒー(ななはちこーひー)の外観写真

 
住所 埼玉県鴻巣市前砂427-10
交通 JR高崎線吹上駅南口から徒歩18分
連絡先 048-538-8527
時間 10~18時
定休日 水・日曜、祝日
駐車場 3台
URL http://78coffee.mods.jp/<外部リンク>

 

次にご紹介するのは2羽のコウノトリを飼育している天空の里です。2022年12月現在、130人を超えるコウノトリファンクラブの会員が、コウノトリの里づくりに向けた活動を応援しています。今回はその会員のひとり、小学生のさえさんにお話を伺いました。

天空の里の外観写真
​コスモスアリーナふきあげに隣接している

 

天空の里とは?

鴻巣市では、市民にとってなじみの深い「コウノトリ」を自然と共生する持続可能なまちづくりのシンボルとして、自然環境の保全・再生や、この特長を活かした地域振興に取り組んでいます。天空の里は、鴻巣生まれのコウノトリの放鳥を目指し、2022年1月にオープンした飼育施設です。オスは大空に舞う姿をイメージして「空(そら)」、メスは花のまち鴻巣をイメージして「花(はな)」と公募により命名されました。

 

さえさんの写真
​コウノトリファンクラブのさえさん

 

コウノトリファンクラブとは?

コウノトリをシンボルにまちづくりを進める鴻巣市が運営するファンクラブ。2022年12月現在、130人を超える会員とともにコウノトリの里づくりを盛り上げています。会費無料で、年齢制限もありません。天空の里で開催するイベント情報やファンクラブ限定会報誌が送られるなど、特典が盛りだくさんです。

 

さえさんが思い描く、コウノトリが空を舞う鴻巣の未来予想図の写真
​さえさんが思い描く、コウノトリが空を舞う鴻巣の未来予想図の写真

 

コウノトリファンクラブのさえさんにお話を伺いました

コウノトリファンクラブができてすぐに入会したさえさんは、コウノトリは白黒の見た目がはっきりしていて、きれいなところが好きと言います。鴻巣市が2羽の名前を公募した際、さえさんは天空の里近くにコスモスが咲くことから、「花」の案を応募。見事にメスの命名者のひとりとなりました。

市の広報でコウノトリがやってくることを知ったさえさんは、絵本などでコウノトリのことを調べ始めたそうです。一般公開が始まる前から、ここを訪れては隙間から2羽を見ていたそうで、天空の里の職員も太鼓判を押すコウノトリ好き。毎日のようにコウノトリの行動をメモしたり、他県にいるコウノトリの専門家にオンラインで話を聞いたりと、市内屈指のコウノトリ研究者です。

「市内の空をコウノトリが自由に飛び回るようになるといいな」と、研究結果をまとめたノートを見せてくれながら、鴻巣市の未来の姿について話していました。

 

天空の里で飼育されている2羽のコウノトリの写真
​天空の里で飼育されている2羽のコウノトリ

 

コウノトリ野生復帰センター 天空の里(こうのとりやせいふっきせんたー てんくうのさと)

ガラス越しにコウノトリが見られる観察コーナーの写真
​ガラス越しにコウノトリが見られる観察コーナー

 
住所 埼玉県鴻巣市明用636-1
交通 JR高崎線吹上駅南口から車で6分
連絡先 048-594-6311
時間 9時~16時45分(11~2月は~16時)
定休日 火曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
料金 100円(中学生以下無料)
駐車場 300台※コスモスアリーナふきあげと共用
URL /page/1294.html

 

最後にご紹介するのは地名の由来となった「コウノトリ伝説」が伝わる鴻神社です。子授け・安産のご利益のあるご神卵、天井画、おみくじやお守りなどコウノトリにちなむものが迎えてくれます。

本殿前に立つ樹齢500年以上の夫婦銀杏の写真
​本殿前に立つ樹齢500年以上の夫婦銀杏

 

コウノトリ伝説とは?

昔、この地に、お供えをしないと災いを起こす神様の木と呼ばれる大木がありました。あるとき、この大木にやってきて子育てをしていたコウノトリが、卵を食べようとした大蛇を退治したことで、この地に災いがなくなり、平和が続くようになりました。人々は大木の下にお宮を作り、鴻(こう)の宮と名付け、土地の守り神としました。そして、いつのころからか、コウノトリが巣を掛けたところとして「鴻巣」と呼ばれるようになりました。

 

鴻神社(こうじんじゃ)

本殿内の写真
​本殿内には樹齢数百年の大杉から作られた重さ約100kgのご神卵や天井画などが飾られている

 

1873年に、氷川社、熊野社、雷電社を合祀した神社。鴻三社と呼ばれていましたが、1907年に鴻神社へ社号を改めました。子授け・安産祈願や七五三のお参りなど、たくさんの来訪者でにぎわっています。

 
住所 埼玉県鴻巣市本宮町1-9
交通 JR高崎線鴻巣駅東口から徒歩8分
連絡先 048-542-7293
時間 参拝自由
定休日 無休
駐車場 20台
URL https://www.koujinja.or.jp/<外部リンク>