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市では、「こうのす」という市名の由来とも言われ、市民になじみ深い存在であるコウノトリをシンボルに、多様な生きものが生息可能なエコロジカル・ネットワークの形成を目指しており、コウノトリの飼育と将来的な野生復帰に向けた取組を進めています。
市にとってコウノトリはなじみの深い存在ではありますが、エコロジカル・ネットワークの形成に向け、コウノトリをシンボルとする理由をまとめてみました。
コウノトリは、里地・里山の生態系ピラミッドの頂点に立つ生き物です。
コウノトリが年間を通じて生息、そして繁殖するには、その地域に多様な環境(河川、農地、水路、雑木林、森林、湿地等)があり、かつそれぞれの環境に生きものが豊富に存在する「豊かな生態系」が整っている必要があります。
このことは、その地域に暮らす人間にとっても安心・安全な環境にあるといえます。
コウノトリは、元々、人々の暮らしに近い水辺・里山を生息環境とする鳥です。
また、白くて体が大きいため生きものを知らない人の目にもとまりやすく、幸せを呼ぶ存在として親しまれやすいことから、人との共生のシンボルになり得る存在と言えます。
加えて、コウノトリと共存する安心・安全な地域づくりは、環境面のみならず、農業・観光・商工・教育などのまちづくり全体への波及効果、多面的な地域づくりへの効果が期待されます。
「人にも生きものにもやさしいまちづくり」をより具体的にすすめていくため、
「鴻巣市コウノトリの里づくり基本計画」を策定しました。
この計画に沿って、具体的な取組をすすめています。
人にも生きものにもやさしいコウノトリの里 こうのす(パンフレット)(PDF:6.9MB)
市では、コウノトリの飼育及び野生復帰を可能にするための環境づくりを推進するため、『鴻巣市コウノトリの里づくり基金』を設置しました。
市民になじみの深いコウノトリをシンボルに、『人にも生き物にもやさしい、安心・安全なまちづくり』に取り組んでいきます。
↠『鴻巣市コウノトリの里づくり基金』について次のリンクをクリックしてください。