ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 教育委員会 > 令和6年度 鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業報告

本文

令和6年度 鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業報告

ページID:0031275 更新日:2025年3月28日更新 印刷ページ表示

令和6年度鴻巣市立中学校生徒海外派遣事業報告

ボーカムヒルズ高校の校門前で集合写真

 令和6年度鴻巣市立中学校生徒海外派遣は、令和6年7月28日~8月4日の8日間、オーストラリアのボーカムヒルズ高校(シドニー近郊 ヒルズシャイア市)に、鴻巣市内の8中学校の中から20名の生徒が派遣されました。派遣生徒たちは、現地で授業に参加し、現地の家庭でホームステイを体験しました。

 この事業は、費用の一部に、市民の皆様や事業所の皆様からいただいた「鴻巣市子ども教育ゆめ基金」を活用し、次代を担う中学生が豊かな国際感覚をもち、国際社会の一員としての自覚を身に付けることを目的としています。

オペラハウスと海の写真動物園の前で集合写真

1 海外派遣の感想

派遣団長

 「つながろう世界と 深めよう絆を はばたこう KONOSU UNITED」 令和6年度派遣団のテーマのもと、派遣生徒20名は、ボーカムヒルズ高校での授業や学校生活、ホームステイ等、貴重な体験を通して、異文化への理解を深めるとともに、自らの語学力をさらに高めていました。また、文化の違いや言語の壁はあっても、自ら積極的にコミュニケーションをとり、自分の思いを伝えることで、お互いの心が通じ合うこと、そして理解し合えることを実感していました。今回のこの経験は、生徒たちにとって大きな自信となり、今後の人生の様々な場面で生かされることと思います。出発前の研修会から、帰国後の報告会まで、心をともにし、支え合い、高め合いながら積極的に学び、たくましく成長していく生徒たちの姿から、本事業の意義深さを改めて確認することができました。生徒たちには、今回の海外派遣をステップとし、今後世界への扉をさらに開き、国際社会の中で活躍されることを期待しています。

 結びに、保護者や学校関係者をはじめ、本事業にご理解とご協力をいただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。

鴻巣市教育委員会参与による挨拶ボーカムヒルズ高校の先生から授業を受ける中学生

令和6年度海外派遣生徒

  • 私はこの海外派遣で人と人が心を通い合わせるのには、2つの「思い」が大切なのだと感じました。それは、相手に伝えようとする思いと相手を理解しようとする思いです。この2つの思いが重なれば、たとえ国や言語が違っていたとしても私たちは心をつなぎ合わせることができます。そのことに気づかせてくれ、素晴らしい体験をすることができたので、海外派遣に参加して本当によかったです。一生に残るかけがえのない宝をつくる機会を与えてくれた全ての方に感謝申し上げます。そして、この体験を今後の成長の糧にできるよう頑張ります。
  • 僕がこの海外派遣で強く感じたことは言語が通じなくても心は通い合うということです。オーストラリアには様々な国からの移民がいるため、関わったすべての人たちはフレンドリーでした。日本とオーストラリアで文化、言語は違いますが心で通じ合うことができました。今回の海外派遣で培った貴重な経験を大切にし、これからの自分の人生に活かしていきたいと思います。最後に、今回の海外派遣に携わってくれた方々すべてに感謝をしたいです。本当にありがとうございました。
  • 私は、オーストラリアの授業の様子に刺激を受けました。オーストラリアの生徒たちは、挙手制ではなく自由に発言をしていました。そこから活発なコミュニケーションが生まれ、受け身の授業ではなく、生徒たちが作る主体的な授業だと感じました。また、私は先生や友達、ホストファミリーと積極的な会話を心がけていました。自分がオープンになることで、相手の多種多様な考えに触れることができ、新たな発見がありました。特に友達とお互いの将来の夢について語り合ったことで、互いに応援し合える友となり、今の頑張りに繋がっています。
  • 海外派遣は私にとって忘れられない宝物になりました。始めは英語で話すことに恥ずかしさと戸惑いがありました。しかし、私のバディは「It is OK.」と励ましてくれました。勇気を出して、ジェスチャーと分かる単語を使って話すと、正しい文法を使わなくても意思を伝えることができました。私は、この経験から英語をもっと勉強して伝えたいことを正確に表現できるようになりたいと思いました。私が意思を英語で伝えられるようになった時にもう一度オーストラリアに訪れたいです。このような機会を与えてくださりありがとうございました。

観光名所での集合写真現地の生徒との記念写真

  • 私は、人とつながりをもつには言語や国籍は関係ないということを学びました。お互いの言葉が完璧にわからなくても、関わろうとする気持ちがあれば絆を深められることを実感し、これからも国境を越えてたくさんの人と関わりたいと思えました。また英語力はもちろん、みんなをまとめることや自分から行動することなど、多くの面で自分を成長させることができました。私の今までの人生の中で最も充実した、色褪せることのない一週間になったと思います。改めて、関わってくださった全ての方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
  • 私がオーストラリア海外派遣に応募したとき、現地の人と英語で上手く話せるかが心配でした。けれど、ホームステイやボーカムヒルズでの授業などを通して、コミュニケーションをとる上では相手に伝えようとする気持ちがあれば、国境や言語の壁さえも乗り越えることができるのだと確信することができました。多文化社会のオーストラリアでは様々な人種の人が共生していて、分け隔てなく私に話しかけてくれ、一生の思い出になる経験を沢山することができました。この8日間で学んだことを今後の生活や英語の勉強にも繋げていきたいです。
  • 私は人見知りをしがちで、オーストラリアに行く前はバディと仲良くなれるか不安でした。実際、初日はなかなか話しかけることができませんでした。しかし、これではここに来た意味がないと思い、勇気を出して話しかけたところ、すんなり話すことができました。この経験から、「最初は怖くても、勇気を出して一歩踏み出せばきっとうまくいく。」ということを学びました。一週間という短い期間でしたが、私がバディと過ごした時間はかけがえのないものとなりました。素晴らしい経験をさせていただきありがとうございました。
  • 私は今回が初めての海外だったので行く前はワクワクした気持ちと不安な気持ちがあり、オーストラリアに行ってからは、楽しいことや苦労したことがたくさんありました。私はオーストラリアに行って1、2日はバディに自分から話しかけに行くことができませんでした。ですが、勇気をもって話しかけに行ってみるとバディーが優しく聞いていてくれました。そして、自分から話しかけに行くことでコミュニケーション能力も少し上がった気がしました。だから、何事にも最初は緊張するけど勇気をもって話しかけに行くことの大切さを学びました。

ボーカムヒルズ高校の授業を受ける中学生大きなハンバーガーを食べる中学生

  • 私は元々初対面の人と話すことが少し苦手でした。そのため、ホストファミリーや現地校の生徒の方々とうまくコミュニケーションをとれるか心配でした。しかし、現地の方々はとても優しく、自分から伝えようとする姿勢を見せれば皆理解しようとしてくれました。このことは、海外派遣に参加しなければ知ることはできなかったことだと思います。このような貴重な機会をくださった全ての方々に感謝しております。今後、たくさんの人との出会いがあると思いますが、この経験をそのような場面で活かしていきたいです。
  • 私が海外に対してもっていたイメージと実際にこの目で見た本物の海外は全く違ったものでした。実際に海外に行ってみると、海外の方々はみんな親切で、英語が全然出来ない私が何かを伝えようとしていると相手も真剣に話を聞いてくれました。何事も受け身になると何も変わらないけど、積極的に行動すれば相手も聞こうと努力してくれることが分かりました。この経験でまた違う国に行って、沢山のことを経験してみたいと思いました。そんな素晴らしい経験を与えてくださった人達に感謝したいです。
  • 私はこの海外派遣で現地の方々との交流を通して、会話において大切なことは、積極的に伝えようとする気持ちだということを学びました。英語での会話は、英語を理解し、自分が言いたいことを考え、知っている単語で文章を作り、声に出すということが必要です。最初はそれに苦戦しましたが、段々と慣れることができました。自分から伝えようという意志を示すことで、言語の壁を越えても会話できることを学びました。今回の海外派遣に携わってくださったすべての方々に感謝します。ありがとうございました。
  • 僕が海外派遣で学んだことは2つあります。1つ目は、日本でも海外でも積極的に行動を起こせば相手もそれに応えようと努力をしてくれることです。僕は1日目とても不安でホストファミリーとうまくコミュニケーションを取れずこのままではいけないと感じて次の日からは自分から行動を起こそうと決心し、それがとても良い方向に働き、まるで本当の家族かのような仲になることができました。2つ目は、相手の言いたいことが分からなくても何度でも聞いて理解することが大切ということです。もし、分からなくても焦らずに聞くことが英語力向上のカギだと思いました。海外派遣で学んだことはこの先一生役に立つことばかりでした。この経験を無駄にすることのないようにします。

オーストラリアのレストランで食事をする中学生ホームステイ先の家族との集合写真

  • 私はこの海外派遣事業を通して、国際交流のすばらしさを学ぶことができました。初めてできた海外の友人たちは、緊張した私を温かく迎え入れてくれました。私の英語は完璧ではありませんでしたが、相手は一生懸命理解しようと優しく接してくれました。言語が異なっても、一緒に笑い合い共感できることを知りました。私はこの経験を進路選択に活かし、自分の新たな将来の可能性を信じていきたいです。海外派遣事業に関わってくださった皆様、貴重な機会を本当にありがとうございました。
  • 今回の「国際交流」は、私の視野を大きくするものとなりました。私は小さいころから海外で仕事をすることが夢で、海外に強いあこがれを抱いていましたが、今回の活動を通して、その思いがより強いものとなりました。そして、日本を離れることで改めて環境の設備や、トイレなどの綺麗さなど、日本の良さに気付くこともできました。また、現地の人の、私のたどたどしい英語を何とか聞こうとする姿や、ゆっくりと聞きやすいようにジェスチャーを交えて話す姿に交流を通して人の温かさにふれることもできました。
  • 私は、この事業に参加する前、知識が豊富な教師になることができるのだろうかと挑戦する前から不安になっていました。しかし、この事業をとおして、「まずは挑戦することが大事」なのだということを学びました。私は、教師を目指すことに決めます。教師としてこの事業で経験したこと、学んだことを次世代の子達に伝え、国、外見、言語、文化が異なっている人でも、言語さえ克服すれば友達になれるということを伝えていきたいです。そのために、日本から飛び出して、世界をもっと知ります。そして、テストのためだけではない、会話をするための英語を身に付けていきます。事業にかかわったすべての皆さまありがとうございました。
  • オーストラリアへの海外派遣は、人とつながるということはどのようなことなのかを教えてくれました。最初は文化の違いに戸惑い不安を感じることもありましたが、現地の人達と積極的に交流することで、その不安は次第に解消されていきました。彼らのフレンドリーな態度やオープンなコミュニケーションスタイルは心から繋がる方法を教えてくれました。また、地元の食文化や習慣を体験することで、視野が広がり、国際感覚も養われました。僕はオーストラリアという新天地で教科書では学べないことをたくさん学びました。このような貴重な機会を設けてくださったすべての方に感謝申し上げます。

ボーカムヒルズ高校の生徒に対して、挨拶を行う中学生手形のアート体験をしている中学生大きなハンバーガーを食べる中学生

  • 私は海外派遣を通して、国際的視野を広げ多くの文化を理解しました。食事でホストファミリーが世界中の国々の料理を出してくれたことで、多くの文化に親しむことができました。このことから世界には多くの文化が存在し、それらを知ることでより国際的視野を広げられたのだと思いました。海外派遣の目標であった様々な視野を広げることができたおかげで、英語などの勉強に多くの関心をもつようになりました。この出来事は多くの人の支えがあったから実現できたものなので関わった多くの人に感謝の気持ちを伝えたいです。
  • 私は英語に苦手意識がすごくあったので、この海外派遣に挑戦するうえで英会話が一番心配なことでした。でも、そんな心配は必要なかったかのようにバディやホストファミリーは優しい目で一生懸命理解しようとしてくれました。英語で会話できた時はとても嬉しく、自信になりました。同時に文化や生活様式の違いも学ぶことができました。この経験は私にとって一生の宝物です。なので、英語が苦手だからという理由だけで海外への挑戦を諦めないでほしいです。海外派遣事業を支えてくれた方々に心から感謝しています。
  • オーストラリアに行く前は、現地での生活が待ち遠しかったのと同時に初めての環境で過ごすという不安な気持ちもありました。しかし、現地に着いたときはホストファミリーの方が快く受け入れてくださり、1週間の生活がとても楽しみになりました。バディと一緒に学校に通い、過ごした日々は1週間という短い期間でしたが、私にとって忘れられない貴重な体験でした。人とつながることの楽しさを学ぶことができました。もっと英語を学びたくさんの人とコミュニケーションをとれるように頑張っていきます。このような機会をくださりありがとうございました。
  • オーストラリアに行く前は、文化や言語が違う中でうまくコミュニケーションをとることができるかとても不安でした。しかし、現地の方々はとても優しく接してくれて、初日は積極的にコミュニケーションをとることができなかったけれど、日が経つにつれて積極的に話しかけコミュニケーションをとれるようになりました。一週間という短い期間でしたが、オーストラリアで過ごした時間は楽しい思い出でいっぱいです。このような貴重な機会を与えてくださりありがとうございました。

観光地での集合写真

2 事前研修会等

 派遣生徒は、出発前に事前研修会(英会話、ホームステイに関する諸注意、現地でのお別れパーティーの出し物の練習等)に参加し、準備を積み重ねました。また、結団式や出発式を行い、それぞれが海外派遣参加への決意を述べました。日程は以下のとおりでした。

(1)海外派遣事前説明会

 6月7日(金曜日)16時30分~
 場所:鴻巣市役所本庁舎

(2)第1回事前研修会

 6月20日(木曜日)16時30分~
 場所:鴻巣市役所本庁舎

(3)第2回事前研修会

 7月2日(火曜日)16時30分~
 場所:鴻巣市役所本庁舎

(4)第3回事前研修会

 7月17日(水曜日)16時30分~
 場所:吹上生涯学習センター

(5)海外派遣結団式

 7月26日(金曜日)15時00分~
 場所:鴻巣市役所本庁舎​

(6)海外派遣出発式

 7月28日(日曜日)14時00分~
 場所:鴻巣市役所新庁舎

(7)海外派遣到着式

 8月4日(日曜日)20時30分頃
 場所:鴻巣市役所新庁舎​

(8)報告準備会

 8月9日(金曜日)14時00分~
 場所:鴻巣市役所本庁舎

(9)海外派遣報告会

 8月23日(金曜日)10時00分~
 場所:クレアこうのす

3 帰国報告会

 海外派遣報告会は、8月23日(金曜日)に、クレアこうのすにおいて、派遣生徒の保護者、学校関係者の参加に加え、「鴻巣市子ども教育ゆめ基金」にご賛同いただいた方々もお招きして行われました。報告会の場で派遣生徒は、海外派遣で感じた、生身の体験や今の思い、そして海外派遣に関わったすべての方々への感謝の気持ちを英語と日本語の両方で丁寧に伝えました。発表態度も大変素晴らしく鴻巣市の代表生徒としての役割を果たすものでした。

海外派遣報告会で報告を行う中学生オペラハウスの前で集合写真帰国前の集合写真