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近年、全国の水道事業体では水需要の減少などに伴う水道料金の減収により、今後の水道事業の存続のために不可欠である老朽化施設の更新や災害等に強い水道施設の構築などに要する費用の捻出が大きな課題となっており、本市では経営効率の向上による営業費用の縮減のほか、浄水場(水運用)の更なる効率化や管路施設の最適化(ダウンサイジング)などの事業費の縮減にも取り組んでおります。
また、これら従前の取組をさらに推進するために検討を進めてきた水道配水用ポリエチレン(HPPE)管(青ポリ)を配水管等に導入することについては、将来に要する更新費用の削減や、今後に懸念される大規模地震時における被害の軽減が図れるものとし、本採用することとなりましたのでお知らせいたします。
本市では平成29年頃から発生していた配水管の漏水対策として、令和3年度から耐食性に優れる水道配水用ポリエチレン(HPPE)管(青ポリ)を試験的に採用し、さらに3地区での配水管布設替工事等で試験採用を実施してきました。その後も全国及び県内における採用状況を調査したことに加えて、今後の配水管の更新費用などを試算した結果、採用実績や費用の削減効果について確認ができたことから本採用することに至りました。
今後のスケジュールと適用範囲は、次のとおりとなります。
管、及び口径別の適用範囲 (PDF:59KB)
令和6年以降に市に配水管を寄附採納される工事を計画している場合は、内容を充分にご確認いただけますようよろしくお願いします。また、不明な点等は水道課までお問い合わせをお願いします。