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高次脳機能障がいについて

ページID:0022641 更新日:2023年2月28日更新 印刷ページ表示

高次脳機能障がいとは

交通事故や病気などで脳に損傷を受けた後遺症として、記憶力や注意力の低下など、それまで普通にできていた日常生活や社会生活に支障が出てきてしまう状態をいいます。

目に見えないため、ご本人やご家族、周囲の人にも気づかれにくい障がいです

記憶障がいや注意障がいなどの症状は、身体の障がいとは違って外見からわかりにくく、本人に自覚がないことも多いです。

こんな症状に思い当たりませんか?

交通事故や脳血管障がいなどの病気の後、こんな症状に思い当たる場合、高次脳機能障がいかもしれません。

記憶障がい

  • 直前の出来事を覚えていない
  • やったことや言ったことを覚えていない
  • 同じ話を何度もする
  • 人の名前が覚えられない

注意障がい

  • 集中力が続かない
  • 電車内など騒音のあるところで話が聞き取れない
  • 同時に二つのことをできない

遂行機能障がい

  • 物事の優先順位をつけられない
  • 考える前に行動してしまう
  • 臨機応変に対応できない

社会的行動障がい

  • 無気力になり、何もしようとしなくなった
  • ささいなことで、怒りの感情を爆発させてしまう
  • 相手の反応にかまわず話してしまう
  • 子どもっぽくなったり、人に頼る気持ちが強くなった
  • こだわりが強くなった

高次脳機能障がいの症状は損傷を受けた脳の部分や範囲によって異なります。脳に損傷を受けた結果、以前と同じ能力を発揮できなくなったり、人が変ってしまったような場合は、まずは医師の診断を受けましょう。

高次脳機能障がいのリハビリテーション

回復の早さや回復具合は、人によって様々です。
それぞれの状態に合わせて、目標により様々な機関を利用しながらリハビリテーションを進めることが大切です。

高次脳機能障がい者への支援

平成22年12月10日付け厚生労働省社会・援護局障がい保健福祉部障がい福祉課の事務連絡通知『「介護給付費等に係る支給決定事務等について(事務処理要領)」の送付について』で、高次脳機能障がい者は、精神障がい者としての支援の対象であることが明確化されています。

手帳の取得

手帳の取得により、税金の控除や公共料金等の優遇、公営住宅入居の優遇などのサービスが受けられます。手帳の種類や障がい(受傷)の状態によって、取得できる手帳の種類が異なります。

  • 精神保健福祉手帳
  • 身体障がい者手帳
  • 療育手帳

自立支援医療(精神通院)

通院による精神医療を継続的に必要とする症状にある場合、自立支援医療の精神通院医療の対象となり、医療保険の自己負担額が軽減されます。(所得に応じた上限額あり)

障がい者自立支援法に基づく障がい福祉サービス

高次脳機能障がいの診断を受けた方は、障がい者総合支援法に基づく障がい福祉サービスの対象となる場合があります。

相談窓口

手帳の取得や受けられるサービスに関すること

鴻巣市役所障がい福祉課・吹上支所及び川里支所福祉グループ

総合的な相談や支援に関すること

埼玉県高次脳機能障がい者支援センター<外部リンク>(埼玉県総合リハビリテーションセンター内)
障がい者や保護者の方からの相談、診断、治療、訓練から社会復帰までを一貫して行う体制が整備されています。

家族・当事者団体

地域と共に生きるナノ<外部リンク>

関連情報

高次脳機能障がい者支援<外部リンク>(埼玉県HP内)
高次脳機能障がい情報・支援センター<外部リンク>(国立障がい者リハビリテーションセンターHP内)