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医療費を抑える4つの方法

ページID:0003287 更新日:2025年12月11日更新 印刷ページ表示

1.「後発医薬品」と「バイオ後続品」について

病気の治療に使われる薬には、さまざまな種類があります。

そのなかで医療費を安価に抑えられる薬が、後発医薬品とバイオ後続品です。

後発医薬品(ジェネリック医薬品)について

「後発医薬品」とは、新薬(先発医薬品)の特許期間が過ぎたあと、新薬と同じ有効成分で製造した薬のことです。新薬に比べて開発費用が抑えられるため、安価に作ることができます。また、後発医薬品の品質・有効性・安全性は、新薬と同等であると、厚生労働省が認めています。薬事法に基づいた厳正な審査を経たうえで流通している医薬品ですので、安心してお使いいただけます。

鴻巣市では「ジェネリック医薬品希望シール」を作成しております。ご希望のかたは、国保年金課、吹上支所福祉グループ、川里支所福祉グループで配布しておりますので、お気軽にお声掛けください。

より詳しくジェネリックについて知りたい方は、以下のサイトもご参照ください。

政府広報オンライン「ジェネリック医薬品」<外部リンク>

厚生労働省のジェネリック医薬品に関するサイト<外部リンク>

ジェネリック医薬品Q&A(PDF:17.95MB)

バイオ後続品(バイオシミラー)について

バイオ医薬品とは、細胞や微生物などの生物の力を利用してつくられる、タンパク質を有効成分(治療効果がある成分)とし、薬効が高く副作用が少ないとされる新しい薬です。そして、バイオ医薬品の特許が切れた後に、他の製薬会社から販売される薬がバイオ後続品です。

バイオ後続品は、バイオ医薬品と同等・同質の品質、安全性、有効性を有するほか、ジェネリック医薬品と同様に、医療費の自己負担額が軽減されます。かかりつけの医師や薬局の薬剤師にご相談のうえ、積極的にご利用ください。

 

2.通院を少し楽にする仕組み

通院の回数や負担を少しでも減らすための仕組みとして、「リフィル処方せん」や「長期処方せん」という制度があります。これらは、体調が安定しており、同じ薬を継続して服用している方が、医師の判断のもとで利用できるものです。毎月決まった日に病院へ行かなければならない方や、お仕事・子育て・介護などで通院の時間をとることが難しい方にとって、受診回数を減らしながら治療を受け続けることができる、負担の少ない方法のひとつです。

すべての方・すべての薬が利用できるわけではなく、医師が安全に継続できると判断した場合に限ります。そのため、利用を希望する際には、医師と相談しながら進めることが大切です。

「リフィル処方せん」とは

リフィル処方せんとは、医師の診察を受けなくても、同じ処方せんを決まられた回数まで繰り返しつかえる仕組みです。体調が安定している方や、同じ薬を継続して飲んでいる方の場合、毎回の受診を減らし、薬局で薬を受け取ることができます。利用できるかどうかは、医師が「診察の回数を減らしても大丈夫」と判断した場合に限られます。すべての薬が対象ではなく、症状の変化をこまめに確認する必要がある薬や、治療状況によってはリフィル処方せんが適さないこともあります。

「長期処方せん」とは

長期処方とは、1回の受診で、より長い期間分の薬をまとめて処方できる仕組みです。たとえば、これまで30日分ずつ処方されていた薬を、医師の判断で60日分、90日分といった形で受け取れる場合があります。長期処方せんも、患者様の状況や治療内容によって医師が判断します。病気の種類や薬の性質によっては、体調変化をこまめに確認する必要があるため、長期処方ができないケースもあります。

「リフィル処方せん」や、「長期処方せん」を利用すると、

・薬をもらうために医療機関を受診する必要がなくなり、通院時間の短縮や医療費の節約になる。

・医療機関受診による感染症リスクを減らせる

といったメリットがあります。いずれも通院の負担を減らし、治療を続けやすくする仕組みです。利用できるかどうかは、体調や治療内容を踏まえて医師が判断します。制度の利用を希望する場合は、医師へご相談ください。

4つの仕組みを活用して、医療費と通院の負担を軽くしましょう

後続医薬品やバイオ後続品、長期処方せん、リフィル処方せんは、医療費の負担軽減や、通院・薬の受け取りの手間を減らせる有効な選択肢です。ただし、どの制度もすべての病気や薬に適用できるわけではなく、医師や薬剤師の判断のもとで利用の可否が決まります。もし、利用の希望があれば、通院中の医療機関や薬局で気軽に相談のうえ、ご自身に合った方法をご検討ください。

 

医療費をムダなく、安心に使うために (PDF:270KB)

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