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鴻巣市いのち支える自殺対策計画
誰も自殺に追い込まれることのない鴻巣を目指して
全国の自殺者数は、平成10年に初めて年間3万人を超えましたが、平成18年の自殺対策基本法の制定をはじめとした様々な取組の結果、年々減少傾向にあります。
この傾向は、本市においても同様ですが、今もなお、毎年20人を超える、かけがえのない「命」が自殺によって失われているという厳しい現実を、重く受け止めなければなりません。
自殺は、その多くが悩み抜いた末に、自ら命を絶たざるを得ない状態にまで「追い込まれた末の死」であり、周囲の気づきや適切な相談対応など、社会全体で対策を考えるべきものです。
本計画は、平成28年に「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現を目指して改正された自殺対策基本法の趣旨や平成29年7月に閣議決定された自殺総合対策大綱に基づいて、市民の皆さん一人一人がかけがえのない命の大切さを考え、ともに支え合う地域社会の実現のため、自殺対策を総合的に推進する計画として策定しました。