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新型コロナウイルスってなに?
どんなウイルスなの?
新型コロナウイルスは、2019年に中国の武漢市(ぶかんし)で発見され、全世界に感染(かんせん)が広がった新しいコロナウイルスのことです。人のせきで飛(と)ぶツバなどによって、人から人にうつります。このウイルスに感染すると、せき、頭痛(ずつう)、発熱(はつねつ)などが見られ、病気がひどくなると死んでしまうこともあります。
このウイルスを顕微鏡(けんびきょう)で観察(かんさつ)すると、丸くて周り(まわり)にでこぼこが見られます。このでこぼこの形が冠(かんむり)“クラウン”に似(に)ていることからギリシャ語で冠を意味(いみ)する“コロナ”という名前がつけられました。
新型コロナウイルスの病気にならないためには
新型コロナウイルスは、3密(さんみつ)といって、3つの密(みつ)がそろうときにとても感染(かんせん)しやすくなります。
- 密閉(みっぺい)された場所
空気の出入りが悪いところです。→空気の入れかえをしましょう。 - 密集(みっしゅう)した場所
人が多く集まるところです。→できるだけ人ごみはさけましょう。 - 密接(みっせつ)した場面
人と近くで話すときです。→じゅうぶんなきょりを取りましょう。
ふだんの生活の中で、この3密がかさならないように工夫(くふう)しましょう。
ワクチンについて
ワクチンとは
わたしたちの体は、病気にかかると、原因(げんいん)となるウイルスなどに対して、「免疫(めんえき)」というウイルスとたたかう力がつきます。免疫ができることで、その病気にまたかかりにくくなったり、かかっても病気が軽くなったりするようになります。
このような体のしくみを使って病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くするために体に注射(ちゅうしゃ)する薬(くすり)をワクチンといいます。
新型コロナウイルスワクチンの予防接種(よぼうせっしゅ)
もし新型コロナウイルスの病気にかかったときに、病気が軽くなるように、ワクチンが作られました。ワクチンを注射(ちゅうしゃ)することを予防接種(よぼうせっしゅ)といいます。
子どもでもうけられるの?
生後(せいご)6か月以上の人がうけられます。注射したあとに熱が出たり、体がだるく感じたりすることがあるので、うけたい人は家族とよく相談して決めましょう。
どうやってうけるの?
- 予防接種をうけるかどうか保護者(ほごしゃ)の人とよく考えます。
- 医療機関(いりょうきかん)に受けられるかどうか聞き、予約します。
- 予約した日になったら、医療機関に行って、予防接種をうけます。
- 「医療機関(いりょうきかん)」とは・・・病院や診療所(しんりょうじょ)などのことをいいます。
予防接種をうけても油断(ゆだん)しないで
新型コロナウイルスに感染(かんせん)した人の中で、新型コロナウイルスワクチンの予防接種をうけた人は、うけていない人にくらべて、病気が軽くすんだ人が多いですが、予防接種をうけていても新型コロナウイルスの病気にかかった人もいます。予防接種をうけたからといって、まったく新型コロナウイルスの病気にかからないわけではありませんので、手洗いなどの予防(よぼう)はつづけましょう。