特定健康診査に関するデータ分析結果について
日本薬科大学との協定に基づいたデータ分析
市と日本薬科大学では、連携協力に関する包括協定を結んでいます。
協定に基づき、国保年金課では国民健康保険事業やデータヘルス計画策定・運営などについて専門的な立場からの支援を依頼しています。
国保年金課の積極的な取組の1つである特定健診に関するデータ分析を報告します。
以下、日本薬科大学データ分析結果より抜粋
対象期間:平成27年度から平成29年度の3年間
対象者:鴻巣市の国民健康保険に加入し、特定健診の対象となる
40歳以上75歳未満の被保険者のうち、以下の基準を満たす者
・国保取得年月日が平成26年4月1日以前
・国保喪失年月日が平成30年3月31日以降
・42歳以上75歳未満を対象
(平成27年度から平成29年度において特定健診対象の40歳未満の
被保険者を除外)
方 法:鴻巣市国保データベース活用
健診受診群(3年間毎年健診を受診した者)、健診未受診群(3年間健診を受診したことがない者)、健診不定期受診群(3年間のうち不定期に健診を受診している者)の3群に分け、分析を行った。
分析結果まとめ
・健診受診群は、健診未受診群と比較して1人当たりの医療費は入院・外来ともに低く、
入院医療費において顕著に低かった。
・健診受診群は、健診未受診群と比較して3年間(平成27年度~29年度)の入院医療利用が
低かった。
・3年間(平成27年度~29年度)の医療費総計では、入院医療費及び外来医療費ともに健診
未受診群が占める割合が高かった。
・糖尿病(外来)は、健診未受診群が多く、医療費も同様に高かった。1人当たり医療費に
ついても健診受診群に対して健診未受診群は高かった。
対象者のうち3年間(平成27~29年度)で入院をした者の約半数は、健診未受診群でした。
健診未受診群、健診不定期受診群、健診受診群の順で3年間(平成27年度~平成29年度)の入院に関する医療費が高かったです。
対象者の3年間(平成27~29年度)の入院医療費の半分以上は、健診未受診群のものでした。
対象者の入院医療費における1人当たり医療費の中央値は、健診未受診群、健診不定期受診群、健診受診群の順で高く、どの群も毎年上昇しています。
対象者のうち、年間の外来医療で最も金額の高い病名が糖尿病の者の約半数は、健診未受診群でした。
糖尿病の外来にかかっている者の総医療費の半分以上は、健診未受診群のものでした。
毎年健診を受けましょう
疾患がない方は、年に1度健診を受け健診結果の経年変化を見たり、疾患の早期発見につなげてください。疾患があり医療機関に定期的にかかっている方も年に1度総合的な健診をして疾患の重症化予防や他疾患の早期発見につなげましょう。
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更新日:2019年12月25日